常にあなたの心の中に不要なものを溜めて置かないで、不要なものは、キレイ薩張り自分の記憶から洗い流してしまうことが大切です。
憎しみ憤り恨み嫉妬の感情を棄て去るだけではなく、過去の不快な記憶も全部忘れてしまうのがよいのです。
こうして心の中をキレイに掃除して、神からの、供給の流れが裕かに入り易いようにすると同時に、物質的にも不要なものをゴチャゴチャ溜めて置かないようにするために、自分に不要なものは、自分以外の他の人でそれを必要とする人たちに分けてあげるのが、更にあなたに必要なものを自由に流れ入らしめる通路をひらくことになるのです。
新しき善きものが自分に流れ入る通路を拓くためには、古き不要なものを放ち去ることが必要なのです。 やってご覧なさい。 効果は必ず近いうちにあらわれてまいります。
「宇宙は真空を嫌う」 という諺がある。 空っぽにしたとき必ず充填するものが来てくれるのである。
吾々は 「空気」 を無尽蔵に与えられているけれども、欲張って吸い込むばかりで、呼き出すことを吝むことによって、無尽蔵の空気も何の益するところもなく、一回切り吸っただけで、もうその空気を利用することが出来ないで窒息してしまうほかはない。
あなたがたとい無限億円の 「富」 をもっておろうとも、それを全然出すことをしなかったら、電車一つにも乗せて貰うことは出来ないのである。
すべて自分の得たものは、それを出すことによって、他の人の利益にもなり、自分自身にも、今まで持っていたものの価値が新しく生きて来るのである。
谷口雅春師 『幸福をひらく鍵』 より