【井崎脩五郎のおもしろ競馬学】 2014.7.2 13:25
こんな偶然があるんだなあ。
6月29日(日)の宝塚記念。1番人気に支持されたゴールドシップ(牡5歳・須貝尚介厩舎)が、直線で抜け出すや後続を3馬身もぶっち切ってみせたのだが、レース直後、発表されたWIN5(ウイン・ファイブ)の結果と配当を見てびっくりした。
ただし、びっくりしたのは、的中が5票しかなく、配当が1億円超えだったことに対してではない。WIN5の結果に、須貝調教師とゴールドシップが、5度目のGIを制覇したことが、しっかりと刻み込まれていたのだ。
<WIN5対象レース 優勝馬>
東京10R ア《ス》コットシチー
阪神10R タ《ガ》ノグーフォ
函館11R ロ《イ》ヤルクレスト
東京11R ミ《ト》ラ
阪神11R 《ゴールドシップ》
上から順に読むと、スガイトゴールドシップ(須貝とゴールドシップ)である。このコンビが、GI5勝(ウイン5)という大記録を達成したことが、まるで暗号のように刻まれていたのである。こんなことがあるんだなあと、びっくりするしかなかった。
昔、東京馬主協会の会報で、霊能者の方に座談会でお話を伺う機会があったのだが、その方によると、競馬を取りしきっているのはナゾナゾ好きのお稲荷さまで、だから競馬にはまるで暗号やナゾナゾのような言葉が、しばしば出現するのです-とのことだった。
今回の「須貝とゴールドシップ、WIN5」もそのひとつということなのだろうか。
そんなことを考えていたら、競馬風俗研究家の立川末広がやってきて、「なに馬鹿なこと考えてんですか。1番人気のゴールドシップが勝ったという、ただそれだけのことじゃないですか」と、身も蓋(ふた)もないことを言う。
でも、こういうことを見つけてびっくりして、馬券を外したことを忘れたいんだよな、たぶん。
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井崎センセ あいかわらず オモシロすぎる。