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言葉に行為に “誠” を表現しなければならない

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 私たちは、つとめて美しき言葉、感じのよい言葉、内容のよい言葉を使うようにつとめなければならないのである。 更に大切なのは美しき心、清らかな心、実相を観る心をもたなければならないのである。

 人間、もし誠実な心を失うならば、他の事が如何に立派であっても何の甲斐もないのである。

 菅原道真は 『心だに誠の道にかなひならば祈らずとてや神は守らん』 と歌われたし、金光教祖は 『實意丁寧』 という語で、この 『誠心(まごころ)』 を表現せられている。

 では 『まこと』 とはどういう語源から来るのであろうか。 黒住教祖はこれを “マルコト” を意味する、円(まる)くして欠けていない心なのであると言っている。

 
 私の解釈では、 “まこと” は “真” であり、 “本物” であり、 “実相” である。 人の生命の内にやどる真なるもの、 “神なるもの” があらわれる ―― “実相” があらわれたものが “誠” なのである。

 そう解するとき、 『心だに誠の道にかなひならば祈らずとてや神は守らん』 の意味がよくわかる。


  
                 谷口雅春師 『生長の家』誌 40年新年号より



光明法話の過去記事は左欄『今日の言葉』

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