生長の家創始者 谷 口 雅 春 大聖師
“わたし” の意識的顕現としての “生命” は、あなた達の肉体生命を、地上顕現の “座” として、そこに天降って来たのである。 人間の肉体生命が尊ばれなければならないのは、それが単なる “人間の肉体” ではなく、神の生命の意識的自己顕現の “座” であるからである。
胎児の肉体生命といえども、それは出産後の人間の肉体生命と同じく “わたし” の意識的自己顕現の “座” として予定されたるものであるから、その尊さは同じことなのである。 出産後の “人間生命” は殺してはならないが、胎児の “人間生命” は殺すことは “殺生” ではないなどと考えるのは間違いである。
人間は物質的な損得の価値判断で考えたがるので、胎児を殺すのは経済的に安くつくから “殺してしまえ”。 そして胎児を殺せば大人の生活が楽になるから、その方がよいなどと勝手気侭な評価をするけれども、神から見れば “神の意識的自己顕現の座” が破壊されるのだから、その罪悪は大人の肉体を殺すのと同罪なのである。
『神真理を告げ給う』 より
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『新型出生前検査で陽性、確定診断受けず2人中絶』
読売新聞 6月11日(水)18時15分配信
妊婦の採血でダウン症などの胎児の病気を調べる新型出生前検査で、病気の疑いがある「陽性」と判定された妊婦2人がその後の確定診断を受けずに人工妊娠中絶をしていたことが読売新聞の取材でわかった。
新型検査は「陽性」と出ても実際には病気ではないことがあり、検査指針で「医師が十分説明し、理解を得ること」と定めている。検査実施病院を認定する日本医学会は事態を重く見て、病院に詳細な報告を求めた。今後、再発防止に向けた対応を協議する。
新型検査は例えばダウン症の場合、「陽性」と出ても35歳の妊婦なら20%が、42歳では5%は実際にはダウン症ではないとされる。確定には羊水検査など腹部に針を刺して調べる検査が必要だが、従来の血液検査に比べて精度が高いため、新型検査の結果のみで中絶する恐れが懸念されていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140611-00050120-yom-soci