とうしても、生まれ変わるためには、あの “浄心行” を通して、過去の一切の悪業であるとか因縁であるとか、自分自身の生命を縛っていたところの迷いのニセ物を、それをみんな焼いて、そして無くしてしまって身軽にならなければならない。
今まで自分は物質人間であると思っていた。 ところが、物質人間じゃないんだ。 霊的人間である。 今迄自分は罪人であると思っていたが、罪人などというものは神様は拵えないから、罪人はないんだ。
自分は今や、神の子であり、霊の使徒であると自覚して、本当に身軽になって動き出す。 その生地が出来るのが、これが浄心行であるわけです。
谷口雅春師 『明窓浄机』 昭和52年3月