どんな時にも明るい心でいなければならない。
たとい不幸がやって来ても、その不幸がやって来たところの、その意義を見出すならば、明るい心でいることが出来るのである。
不幸がやって来る毎に、明るい方へ心の波長を切りかえて行くようにするならば、暗い方面に合う波長は種切れになってしまって、ついには現象的にも明るいものばかりが出て来るようになるのである。
どんなに信仰が深くとも、心が明るくならなければ、不幸は根絶することはできないのである。
金切声や癇癪声で物を言ってはならない。
言葉は常に愛情の表現でなければならない。 柔く温かい感じのする言葉は相手を生かすとともに自分自身をも生かすのである。 言葉は創造主であるから柔く温かい感じのする言葉を使うように心掛けていると、次第に自分自身に温かく柔い性格が養成されるようになり、容貌までにも温かく柔い感じがあらわれて来るのである。
谷口雅春師 『白鳩』誌 昭和35年9月号