すべて内部で相争うものは崩れ去ります。
夫婦は本来一人格の霊が、二つに分れて、男性・女性の相異る性別の肉体が宿っているものであります。 だから “本来の一体” を自覚して仲よくするとき、その家は繁栄し、家族は健康となり、万事都合よく好運に事が運ぶのであります。
夫婦が不調和でありましたら、子供が始終病気に罹り、商売が一時繁昌したように見えていても、夫婦互いの不和や嫉妬で憎み合い、衝突破壊の念(こころ)が家の中に漂っているから、やがては、その商売も破局の運命をたどることになるのであります。
夫婦間の絶対純潔 ―― これが、家運隆盛、子孫健康繁昌の基となるのであります。
谷口雅春師 『白鳩』誌 昭和37年12月号より