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Channel: 晴れときどき競馬とホークス
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“本当に知る” ことは実行することである

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 自分が “神の子” であり、 “霊的実在” であるということを悟ったと思っていても、まだ本当に悟っていない人が多いのである。

 それは、その人が肉眼で真理の本を読み、 脳髄で、 その真理の本に書いてある 『人間は “神の子” で霊的実在である』 という文字の意味を知ったというだけのことである。 それは 『殺人』 のことをかいてある新聞記事を彼が読んでも彼自身が 『殺人者』 でないのと同じく、人間・神の子の真理を読んだだけでは、彼はまだ “神の子” にはなっていないのである。

 彼が本当に殺人者となるために、殺人の記事を読んでそれを理解しただけでは駄目で、本当に自分が人を殺さねば 『殺人者』 になれないのと同じように、彼がただ真理の本に 『人間は神の子』 だという説明文を読んでわかっただけでは、まだ “神の子” にはなれていないのである。

 彼が本当に “神の子” になるには、真理の本を読むだけでは足りないので、 “神の子” を実践しなければならないのである。 神は愛であるから、その人が “神の子” になるためには、人を助ける “愛行” を実践しなければならないのである。

 “愛行” の出来ない限り、 “神の子” という説明文をいくら読んでも、彼はまだ “神の子” になっていない ―― 換言すれば、まだ “神の子” たる實相があらわれていないのである。


                   谷口雅春師  『白鳩』誌 46年11月号より



光明法話の過去記事は左欄『今日の言葉』

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