世の中の秩序が崩壊して、夫婦の秩序もなくなり、家庭がゆらぎはじめていることが、現代のさまざまな問題の根底をなしているように思われます。
中心に帰一して、秩序ある中に、互いの愛に応え合ってこそ平和が生まれてくるのではないでしょうか。
私たちは常に 『世界平和の祈り』 をします。
「神の無限の愛 われに流れ入り給いて 愛の霊光燦然と輝き給う。
その光いよいよ輝きを増して 全地上を覆い給い、
すべての人類の心に愛と平和と秩序と中心帰一の真理を満たし給う」
このお祈りの言葉がはじめて示されたとき、 「愛と平和の真理を満たし給う」 と終っていましたが、しばらくたって、 “秩序と中心帰一” を加えられたことを覚えています。
愛と平和を唱える運動は世界に沢山ありますが、それだけでは世の中は納まりません。
中心帰一と秩序の中でこそ本当の愛と平和の花が開くのであり、それを実現させてゆくために、 “神の子として生きる” 使命を私たちは与えられていると、この日しみじみと感じたのでした。
生長の家白鳩会副総裁 谷 口 恵 美 子