愛をもって人々を赦し、愛をもって人々の繁栄をはかり、愛をもって仕事に従事し、笑顔をもって人に接し、愛語をもって人に語り、明るさをもって自分の心を照らし、仕事を照らし、研究室も執筆室も事務室も、明るい自信とよろこびの雰囲気をもって満たすようにするならば、あなたの事業又は仕事は繁栄するほかはないのである。
このような自信と愛と調和と明朗さの中に於て、神の叡智と波長が合い、神の叡智の導きを受けることができるようになるのである。
愛と調和と明朗の雰囲気が家庭の中に漂うことになり、更に 『病気本来無し』 の哲学を知って、健康が人間の本来の姿であるという自信を得て恐怖心を去るならば、殆どすべての病気は癒えるといっても差支えないのである。
『愛と調和と明朗と、』 抽象的にそれが分ったつもりでは効果はないのである。 あなたは真に愛しなければならないし、真に愛するならば、無限に赦さなければならないし、現実的にすべての人々と形の上にも、心の中にも、少しの摩擦もなく調和した心境にならなければならないのである。
谷口雅春師 『生長の家』誌 昭和45年4月号より