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『唯神實相論』とは・・続々甘露の法雨講義

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       神の法則のみ真に一切を支配す。
       物質の法則は汝を支配すること能はず、
       罪の法則は汝を支配すること能はず、
       迷いの法則は亦汝を支配すること能はず。

       されば汝らは金剛不壊の實相身にして、
       物質的寒冷も、暑熱も、気候風土も、
        黴菌も、汝を害すること能わず。
       かかる物質が汝を冒したりなどと考ふることを止めよ。
       かかる罪が自分に報いられたりと思ふことを止めよ。
       かかる迷ひがこの病ひの原因なりと考ふることを止めよ。
       病ひ本来無ければ、
       病ひの原因も本来無し。
       病ひも無く、罪も無く、迷ひも無く、死も亦なしと知れば
        何れの処にか恐怖存在せん。
 
                     『続々甘露の法雨』




 この聖経の一節は、生長の家の実相哲学 ―― 即ち “唯神實相論” を端的に縮訳して表現しているのであります。

 “唯神實相論” とは、唯、神のみが実在する唯一の力であり、唯一の創造者であり、法則の創造主であり、法則の支配者であり、神の法則が唯一最強の法則であり、そのほかの法則は、現象界に於ける第二次的な副次的な、仮りそめの法則であり、人間が仮りにみとめて造った法則でありますから、それらは、仮りの世界に於て現象界を支配しているのでありますけれども、 “神の法則” が発動するとき、人間が仮り初めにつくったところの、冷たい温度に触れれば風邪を引くとか、肺炎にかかるとかいう “物質の法則” や、人間には罪があるから、罪の報いとして病気に罹らねばならぬとかいう “罪の法則” や、その他いろいろ、悪業流転の法則とか、悪遺伝の法則とかいうが如き “迷いの法則” はそれが適用せられなくなってしまうのであります。

 だからこの一節には  『されば汝らは金剛不壊の実相身にして物質的寒冷も、暑熱も、気候風土も、黴菌も、汝を害すること能わず』  と示されているのであります。

 
 神の法則は、最高の法則でありますから、それは一国の憲法にも相当するものであります。 そして人間の心が ‘みとめ’ たり、思ったりしたために病気があらわれたり、不幸が発生したりする法則は、根本の法則ではなく、途中から人間の心のはたらきによって出来た法則でありますから、これは、憲法よりも後に出来た法律のようなものであり、それが憲法違反の法律であるときには憲法を引き合いに出して来ると、 『違憲であるから無効である』 と判決が下るように、 『神の造り給う世界に悪はない』 という 『神の法則』 を、吾々の認識の世界の法廷に持ち出されると、この聖経の一節にある通り、

 『物質の法則は汝を支配すること能はず、罪の法則は汝を支配すること能はず、迷いの法則は亦汝を支配すること能はず』

 それ故に、今までこれらの法則に触れるとして 『病気』 に宣告せられて寝ていた者も無罪である故に、病気の刑から放免せられて病床から起ちあがることが出来るようになるのであります。


                 谷口雅春師  『白鳩』誌 47年2月号より



光明法話の過去記事は左欄『今日の言葉』
    

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