神が善であり、完全であるならば、神の生命が流れ入ってわが生命となっている 「自分の生命」 に病気などはある筈はないのである。
吾々は外形を見て、真実を忘れてはならないのである。
五官の感覚に見える姿よりも論理的に考えられた結論の方が真実である。
感覚では太陽が東より昇って西に入ると見えるけれども、理論では地球が自転しているのであって、太陽は上り下りするのではないのである。
而して理論によって結論された方が真実であるのである。
さすれば、人間が感覚で見れば肉体は病むように見えても、神の生命が宿っている人間は病まないと云う方が真実である。
谷口雅春師 『生長の家』誌 昭和26年新年号 より