人間それ自体は、金剛不壊の存在でありますから、病気は一つの夢にすぎません。
薬物で治ることもあるが、それは 「薬で病気が治る」 と云う信念で、夢の中で 「治ると云う夢」を見るのです。
「夢である病気」 が夢によって治ったとて不思議ではありません。 しかしまた夢の中で再び夢を見るのは止む得ません。
何故なら、その夢がまだ覚めていないからであります。
真に自分が 「金剛不壊なる霊的実在」 であると悟るならば、その悟りにバックされて、たとい夢を見ても、今後は、病気の夢など見るものでありません。
「人間は金剛不壊であって病気はない」 と信じなさい。
そして元気を出しなさい。
元気を出せば、体力はそれに比例して元気になります。
谷口雅春著 『生活の智慧 365章』 261頁 より