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日本人が靖國参拝して何が悪い!

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産経新聞 1月5日

 日本人にとって靖国神社とはどんな存在なのか。 昨年暮れ、しんぶん赤旗に掲載された記事の中に気になる一文があった。

「靖国神社は、過去の日本軍国主義による侵略戦争を 『自存自衛の正義のたたかい』 『アジア解放の戦争』 などと美化・宣伝することを存在意義とする特殊な施設です」

 この記事によれば、靖国神社は 「侵略戦争を美化する象徴」 であり、ここを訪れるのは、あたかも過去の軍国主義を礼賛するのが目的であるかのような書きぶりである。

 本当にそうなのか。もしそうだとしたら、靖国を参拝する日本人は、彼らがレッテルを貼りたがる 「右翼」 そのものではないか。

 言うまでもなく、参拝者の多くは、侵略戦争を美化したり、軍国主義の復権なんか望んではいない。 戦没者の英霊が祀られたこの場所を訪れた人は、国のために戦った人へ哀悼の意を示し、ただただ恒久平和を望んでいる。

 一昨年暮れに参拝した安倍晋三首相も 「靖国には戦争のヒーローがいるのではない。 ただ、国のために戦った人々に感謝したい思いがあるだけ。 国のために戦った方々に祈りを捧げるのは、世界のリーダーに共通する姿勢である」 と後に語っている。

 首相の靖国参拝は、国益と個人の信条を天秤にかけた難しい決断である。 日本の国際的孤立を狙う中国と韓国が、外交カードの切り札として、揺さぶりをかけ続けてきた過去を顧みれば、首相という立場上、簡単に参拝できないのは理解できる。

 にもかかわらず、安倍首相の靖国参拝を日本の 「右傾化」 の象徴と煽る中韓と同じように、わが国の一部メディアが声をそろえて騒ぎ立てるのは理解に苦しむ。

 靖国神社には幕末以降、国に殉じた246万余柱の英霊が祀られている。 そして、その多くは先の大戦で亡くなった方々である。 戦後70年の歴史は、言うなれば彼らの労苦と尊い命によって築かれたものでもある。

 先人を敬い、純粋な気持ちで靖国を参拝する人々の思いを踏みにじってはならない。(iRONNA編集長 白岩賢太)


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