産経新聞 11月5日(水)8時30分配信
米国で反日をあおる韓国系による慰安婦碑設置をめぐり、日本側が米カリフォルニア州フラトン市に問い合わせた内容が、韓国側に漏れているとの疑念が広がっている。 韓国側は漏れ伝わった情報を元に万全の態勢を敷き、攻勢を仕掛けたとみられるが、ちょうどそのころ、慰安婦像が建つグレンデール市議会ではテキサス親父(おやじ)が ・・・。
「私は直接、元慰安婦のおばあさんと話したことがある。 信じられない、情けない、想像を絶する事実を耳にした。 忘れてはいけない。 また起こしてはいけない」 「フラトン市に平和モニュメントが必要な意味は娘の将来のため。 過去の罪を忘れさせない物が必要。 正しいことをしないといけない。 人類のために」 ・・・。
今月21日のフラトン市議会で、韓国系住民や、韓国系を支持する人々が、市政への意見を発言することができる 「パブリックコメント制度」 を利用して、慰安婦碑設置が必要な意味をとうとうと述べた。
発言希望者は35人以上に上り、通常のパブリックコメントは1人3分の持ち時間が与えられるが、人数が多かったため、1人2分に制限されたほどだ。
今年8月の市議会で、グレンデール市に慰安婦像設置を推進した 「カリフォルニア州韓国系米国人フォーラム」 が、フラトン市博物館敷地内にも慰安婦碑の設置を希望していることが発覚。 フラトン市では11月4日の中間選挙で連邦下院議員選、州下院議員選、市議選のトリプル選があることなどから、博物館側への正式提案は延期されている。
韓国系やその支持者はなぜ再び集まって、碑設置の必要性を訴えたのか。
数日前には地元の韓国系メディアが 「日本側が大勢で碑設置に反対すると思われるので、みんなでそれに反論しよう」 といった趣旨の記事を掲載していた。
日本側が集結して、碑設置を反対するという計画はなかったが、同市に碑設置を反対する8千人を超える日本側の署名を提出したグループのメンバーは 「あの問い合わせ内容がねじ曲がって漏れ伝わったのかもしれない」 と振り返る。
その 「問い合わせ」 とは、パブリックコメントにはどうすれば発言できるのか、市民ではなくても発言できるか、といった内容だった。 その直後から、韓国系は 「日本側が大勢で反対しにやってくる」 と騒ぎ出したのだ。 あまりのタイミングの良さに、市関係者から韓国系に漏れたとの疑念が日本側に広がっている。
韓国系は万全の態勢で臨んだ様子がうかがえるが、ちょうどそのころ、グレンデール市議会では、「テキサス親父」 の呼び名で知られる米テキサス州在住の評論家、トニー・マラーノ氏が、韓国系の主張のみを受け入れた慰安婦像設置は不公平だという内容を、同じパブリックコメント制度を利用して話していた。 本来ならば、その場に駆けつけ、反論しなければならないはずの反日的な発言をする韓国系はフラトン市議会に行っていたとみられる。
ある在米日本人は 「トニーさんにフラトン市議会でも話してもらいたい」 と話したが、「でも、届け出たら市側から韓国系に漏れるかもしれない」 とすぐに指摘した。